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障がいのある息子の登校付き添いを社協のボランティアさんにお願いした話

障がい児育児・療育

こんにちは。

ケンサン嫁です。

我が家の次男コタさんは、重度知的障がいと身体障がいがあります。

現在は中学3年生ですが、中学校へは週3回、地域のボランティアさんに付き添っていただきながら登校しています。

今回は、社協(社会福祉協議会)を通じて登校付き添いボランティアをお願いすることになった経緯について書いてみたいと思います。

小学校6年間は親が付き添っていました

コタさんが通っていた小学校は自宅から約1.5km離れていました。

入学時の就学相談では、「保護者が近くにいること」が条件となりました。

コタさんの入学時、学校からは「保護者がすぐ駆けつけられる場所にいること」が条件でした。

当時私は別の仕事をしていましたが、その条件を満たすため、小学校の近くで働ける職場を探すことになりました。

職種にはこだわらず、とにかく学校から近いことを最優先に探しました。

面接では事情を説明し、「学校から連絡があった場合は駆けつけることがあるかもしれません」とお話しした上で採用していただきました。

小学校から車で1分ほどの場所だったため、毎朝コタさんを学校へ送り、朝の会が終わるまで教室前の廊下で待機し、その後支援学級へ連れて行ってから出勤する生活を続けました。

入学直後は慣れないことばかりでしたが、1学期が終わる頃には私も仕事に慣れ、コタさんも少しずつ学校生活に慣れていきました。

今振り返ると、家族も職場も学校も、たくさんの方に支えていただいた6年間だったと思います。

そして朝の会が終わると支援学級へ連れて行き、その後仕事へ向かう生活を6年間続けました。

当時はそれが当たり前だと思っていましたが、今振り返ると親子ともによく頑張ったなと思います。

中学校入学を前に仕事を辞めました

中学校進学時の就学相談でも、正直なところ歓迎されているとは感じられませんでした。

入学前の説明では、

「支援員が付くかどうかは入学まで分からない」

と言われていました。

また、

「移動教室などで保護者の付き添いがなければ、コタさんが置いてきぼりになってしまう可能性がある」

「保護者が毎日付き添ってください」

というお話もありました。

さらに、

「支援員が付いたとしても時間は限られている」

とのことでした。

私は、コタさんの将来の自立のためにも、上の子たちの進学費用のためにも働き続けたいと思っていました。

ですが当時は他に方法が見つからず、このままでは仕事との両立は難しいと判断し、中学校入学を前に退職することにしました。

結果的には支援員さんが配置されました。

入学後1か月ほどは、支援員さんが来る時間まで私が付き添いをし、その後学校から

「もう付き添いはなくても大丈夫です」

と言っていただきました。

ほっとした反面、

「もしかしたら仕事を辞めなくてもよかったのではないか」

という気持ちが頭をよぎったのも事実です。

ですが当時は先が見えず、親としてできる選択をしたつもりでした。

今振り返っても、あの時の判断が正しかったのかどうかは分かりません。

ただ、コタさんが無事に中学校生活をスタートできたことだけは本当に良かったと思っています。


再就職は想像以上に大変でした

付き添いが不要になったため再び仕事を探し始めました。

しかし当時私は45歳。

特別な資格や専門技術があるわけでもありませんでした。

さらに面接では、コタさんの状況についても正直にお話ししていました。

すると、

「学校が休みになったらどうしますか」

「体調不良で呼び出されたらどうしますか」

という話になり、

結果的に採用に至らないことが何度もありました。

コタさんは一人で留守番ができません。

学級閉鎖や体調不良の時には、どうしても私が休まなければなりません。

子どものことを理由に断られる経験は、想像以上にこたえました。

社協に相談してみることに

インターネットで調べる中で、

「社協でボランティアを紹介してもらえることがある」

という情報を見つけました。

そこで佐久市社会福祉協議会へ電話をし、事情を説明しました。

すると、

「該当する方がいればお声掛けしてみます」

とのこと。

正直なところ、見つからないかもしれないと思っていました。

ですが約1か月後、社協から連絡をいただきました。

ボランティアさんとの出会い

紹介していただいたのは、隣の地区にお住まいの元公務員の男性でした。

定年退職後、社協の入っている公的施設で高齢者の送迎のお仕事をされている方です。

実はその施設は我が家と中学校のちょうど中間地点にあります。

しかも毎日我が家の前を通って出勤されるとのことでした。

面談をさせていただき、お互いに無理のない形でお願いすることになりました。

コタさんの変化

コタさんは人見知りはあまりしませんが、人を覚えるまでには少し時間がかかります。

最初は戸惑いもありましたが、今では手をつないで仲良く登校しています。

現在は週3回利用しています。

大雨や積雪の日、体調不良で欠席する日は朝ご連絡をしています。

また、登校途中で転んでしまった日などは、その後の様子も丁寧にご連絡くださいます。

一番うれしかった変化

付き添いをお願いできる日は、朝の時間に少し余裕ができます。

それももちろんありがたいのですが、私が一番うれしかったのは別のことでした。

コタさんの「親への依存」が少しずつ減ったことです。

以前は一人で近所へ行くことも嫌がり、送り出しても途中で帰ってきてしまうことがありました。

ところが現在は、休日になると一人で中学校の門の前にある空き缶回収箱まで空き缶を持って行けるようになりました。

ほんの少しの距離かもしれません。

でも我が家にとっては、とても大きな成長でした。

お世話になりすぎて困ること

困っていることを挙げるとすれば、お礼が追いつかないことです。

ボランティアなので謝礼はありません。

時々旅行のお土産などをお渡ししていますが、それくらいしかできません。

それでもいつも温かく見守ってくださり、本当に感謝しています。

困ったら社協に相談してみてください

障がいのあるお子さんの登校や送迎で悩んでいるご家庭は少なくないと思います。

もちろん地域によって状況は異なりますし、必ず紹介していただけるとは限りません。

それでも社協は想像以上に柔軟に相談に乗ってくださいます。

「こんなこと相談していいのかな」

と思うことでも、一度相談してみる価値は十分あると思います。

我が家にとっては、中学校生活を支えてくださる大切なご縁につながりました。

同じように悩んでいるご家庭の参考になれば嬉しいです。

今後の目標

現在も週3回、ボランティアさんに付き添っていただいています。

親としては本当にありがたく、感謝してもしきれません。

一方で、私の目標は「ずっと付き添っていただくこと」ではありません。

卒業までにはGPSや通話ができる機器を活用しながら、一人で登校する練習にも挑戦してみたいと思っています。

もちろん不安もあります。

でも、ボランティアさんとの登校を通して少しずつ親離れが進み、自分で行動できる場面も増えてきました。

地域の方に支えていただきながら、コタさんのペースで自立への一歩を積み重ねていけたらと思っています。

障がいのある子どもの自立は、一人で頑張るものではなく、家族や学校、地域の方々に支えられながら少しずつ積み重ねていくものなのだと感じています。

今回ご紹介した方法が、同じように悩んでいるご家庭の選択肢の一つになれば幸いです。

ケンサンのカミサン

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長野県在住。3人の子の母。
知的・身体障がいのある子を育てる母です。
実体験をもとに、日々の工夫や感じたことを発信しています。
 ケンサン会社HPがリニューアル
 したため只今過去ブログを
 こちらに引っ越し中です。

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