出会い
「キャッチジャパン」との出会いは少し遠回りをしました。
長くなるので
いくつかに分けて投稿します。。
コタさんが生まれて
脳に異常がわかると言われ
はっきりと病名のつかないまま
1週間に1度
小児科受診とリハビリを受ける毎日
涙と鼻水を拭くためだけに
3日に一度
箱ティッシュの5箱セットを買い
「どうしてこの子が」
「なんで」
と
ただただ涙を流して過ごしておりました。
そのうち
朝起きると
腕に蕁麻疹が出るようになり
先の見えない毎日に
朝が来なければいいと願い
永遠に出口のない
真っ暗な中にいるような感覚で
毎日をすごしておりました。
ある時
ふと目にとまった新聞記事がありました。
我が家の地域は
生ゴミを新聞紙にくるんで捨てなくてはならないルールがありまして
うちは新聞を取っておりませんでしたので
ケンサン実家から古新聞を分けていただいておりました。
いつも通り
新聞紙を広げて
生ゴミをあけ、
包もうとした時
ふと目に入った記事がありました。
義足の高校生が
甲子園を目指して
健常のお友達と
うまく走れなくても
思うように捕球できなくても
懸命に仲間と切磋琢磨して
高校3年まで野球を続け
最後の夏の大会で敗退し
涙の引退をした
という記事でした。
今思い出しても涙が溢れます。
その記事が
どれほどの衝撃だったことか。
どれほど
私に光を見せてくれたか。
落ち込んで
つらくてつらくて
泣いてばかりだった私は
下ばかり見ているうちに
はいつくばって
いつしか
地面に顔を突っ伏して
うつ伏せのまま
動けなくなって
真っ暗で何も見えないと
ただただ嘆いていたのだと。
その記事が
地面にめり込んで
泥と涙にまみれた私の顔を
なんとか少し持ち上げて
私が歩んでいる道には
私以外にも
たっくさんの
沢山のいろんな
いろーんな人がいて
みんなそれぞれ
歩いているんだと
顔を上げれば
光を感じられる
前へ続く道も
みることができる
苦しんで這いつくばりながら
前に進んでる人も
寄り道してる人もいるんだよ
あなたは
ひとりじゃないし
誰にも前へ進む道はあって
自分が顔を上げられれば
光を感じられるんだよ
と
教えてくれました。
つづく・・
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