1ヶ月検診の日
問題なし。
本当に問題無しなら
どれだけ良いか。
でも、絶対何かある。
そう思いながら、
一ヶ月検診を迎えました。
一ヶ月検診でも、
耳のこと以外はすべて問題なく進み、
最後に
小児科の先生の診察があり、
「異常なし」で
検診は終わろうとしていました。
どうしても納得がいかず、
私は訴えました。
「何度も何度も、
授乳中に苦しんでいたんです。
真っ青を通り越して、
紫になることもありました。
ゲップも出ません。
鳴き声もとてもか弱いです。
一晩中眠ってしまい、
それではいけないと思って
無理やり授乳を頑張る毎日でした。
絶対に、
障害や自閉症、
発達障害など、
体に何かあると思うんです。」
小児科の先生からは、
「自閉症や発達障害は、
もっと成長してから分かることです。
今は心配なさらず、
元気に育っていますので、
このまま子育てを…」
という内容の言葉をいただきました。
それでも納得できずにいると、
先生はこう言いました。
「それならば、
レントゲンを一応撮ってみましょう。」
レントゲン検査の結果
レントゲンをとって
小児科に戻ってきたら
奥の方で看護師さんが
慌ただしくなり始めました。
先生からは
「お母さん。
お子さんは肺炎をおこしています。
生後一ヶ月での肺炎は
命に関わります。
このまますぐ
入院してください。」
頭が真っ白になりました。
入院?
命に関わるって?
長女の卒園式を
明日に控えたその日
着の身着のまま
私とコタさんは
そのまま
病室へ案内されました。
病室につくと
すぐにコタさんは検査へ連れて行かれ
私はベッドの上で
震える指先を
左手で抑えながら
ケンさんと母へメールを送りました。
別室で告げられたこと
夜、仕事を終えて
駆けつけたケンさんと
私は
別室へ連れて行かれました。
別の階の
暗い廊下が続く
静かな病棟の一室に
通されると
先生が
ゆっくりと
慎重に
お話しし始めました。
「まだ生後間もないので
MRIやCTをとることができません。
ですので、確定診断には至りませんが
超音波で大泉門を
(生まれたばかりの赤ちゃんの
頭頂部にあるひし形状のすき間。
完全に閉じきれていない
頭蓋骨の継ぎ目部分のこと)
診たところ、
恐らく、
お子さんは
脳に異常があると思われます。
脳の形が違い
欠損している箇所もあり
全体的に
脳の量が少なく
形も違うのではないかと
思われます。」
激しい脱力感と
眼の前の景色から
色がすべて無くなっていく
感覚に襲われました。
涙すら
出ませんでした。
これが「絶望する」
ということだったのかもしれません。
「肺炎は脳の異常による
誤嚥性肺炎か
百日せきによるものか
判断がつきません。
ですが、迅速な治療が必要ですので
両方を考えて
百日せきの薬を投与して
誤嚥については
授乳をやめて栄養補給を
鼻からのチューブに
させていただきますが
よろしいでしょうか。」
治療についての説明が
全然耳に入らず
ケンさんが
答えてくれていました。
ケンさんの涙
病室に戻り
ケンさんは涙を流していました。
ケンさんは
涙もろいです。
ドラえもんや
しんちゃんの映画を観て
号泣します。
ワンピースの漫画読んで
同じところで
毎回泣きます。
でも、
普段は
悩みがないのが悩みと
毎日幸せでしょうがないと
ホンキで思って
生きているので
ケンさんが
悲しいときに
号泣する姿を
私はその時
初めて目にしました。


コメント